Google Ads(リスティング広告)とは
Google Ads(リスティング広告)とはGoogleの検索結果表示画面において、検索結果の上部(または下部)の広告表示エリアに表示される広告のことです。検索ユーザの入力したキーワードに関連した広告が表示されるため、検索連動型広告(リスティング広告)とも呼ばれます。
※検索連動型広告の他にキーワード広告、リスティング広告、PPC広告とも呼ばれます。
Googleの広告表示エリア
以下はGoogleでキーワード「タイ SEO」で検索した場合の実際の検索結果です。
図の赤枠で囲まれた部分が広告表示エリアで「Ad(広告)」という文字が示すとおりこの位置にあるものは広告です。その下の青で囲まれた部分(実際には更に下へと続きます)が検索結果(自然検索結果)です。
Google Ads(リスティング広告)の特徴
クリック課金型
Google Adsは、ネットユーザーが広告をクリックすることで初めて広告費用が発生します。クリック単価は入札制(オークション制)で決まりますが、広告表示回数に関わらずクリック数がゼロならば、広告費はかかりません。
※検索連動型ではないGoogle Display Network(GND)というイメージ広告(バナー広告)もあります。
広告費用と期間の指定が可能
広告費は一日単位で限度額を設定し、予算に合わせた出稿が可能です。また、他のネットメディアと違い、Google Adsでは一ヶ月や一週間だけの短期プロモーション広告にも対応が可能です。通常、広告入稿後最短で数分、遅くとも24時間程度で広告出稿が開始されるため、短期間でフレキシブルな対応が可能な広告媒体です。
広告出稿地域と言語の指定
グーグルGoogle Adsは広告出稿地域と検索ユーザの言語(使用検索エンジン)を設定することが可能です。タイ語でタイのみへの出稿はもちろん、タイ国内に住む日本人にのみ広告の出稿をすることもできますし、タイの近隣諸国へ英語で広告を出稿することも可能です。
詳細なデータの取得
Google Adsを利用すると、広告表示回数、クリック数、クリック単価、クリック率、コンバージョン単価、コンバージョン率などのデータが取得可能です。そのため、データから読み取れる傾向を元に、お客様のROI(投資回収率)が最大となるように運用改善策を提案することが可能です。
大量のキーワードで出稿可能
SEO対策と違い、何万というキーワードの組み合わせでの出稿が可能です。特に取扱品目が多い業種で、全てのキーワードで出稿したい場合などにもおすすめです。
タイ語でのGoogle Ads(リスティング広告)について
Google Ads(リスティング広告)の運用言語が「タイ語」であるか「日本語」であるかで、大きな違いはありません。ただし、小さな違いは非常に多くあります。例えば、タイ人は日本人に比べて「とりあえずクリックしてみる」という傾向が強いです。特に「日本製」などの言葉が広告文にある場合は、クリック率は非常に高くなりますが、そこから問い合わせへとは繋がりません。Google Ads(リスティング広告)の目的は「クリックさせること」ではなく、クリックさせた後に「ウェブサイトからコンバージョンさせること」ですので、そういった文言にも気をつけて設定する必要があります。
タイでのGoogle Ads(リスティング広告)の広告主でLP(ランディングページ)制作をしているような企業はまだまだ少ないです。また、Google Ads(リスティング広告)は運用型広告とも呼ばれる通り、運用してこそ力を発揮するのですが、それよりも「出稿されていること」を重要視している広告主が多い現状があります。
超大手のECモールなどを除けば、しっかりと広告を運用している企業は少なく、まだまだ新規参入の余地が多くあるのは事実です。しかし、タイ人は「ウェブからの問い合わせ」より「電話」または「チャット」での対応を好むため、日本では不要な「問い合わせ対応人員」も必要になるような違いもあります。
また、キーワードや広告文をタイ語化する際によくある問題についてはブログでも紹介しています。以下も是非ご覧ください。