タイのおすすめレンタルサーバ業者5選

サーバはどこの国で借りるべきか

サーバの場所はウェブサイトの表示速度に直結します。基本的にはユーザーから近い場所にあるサーバを借りる方がいいです。そのため、当社では「何か特別な理由がない限りはタイ国内でサーバを借りること」をおすすめしています。とはいうもの、タイ国内でさえあれば、バンコクとチェンマイ程度の距離ではあまり気にする必要は無いと思います。

また、どうしてもAWSを利用する必要があるなどの理由があればシンガポールサーバでもそこまで気にする遅延はありませんが、一般的なコーポレートサイトでシンガポールサーバを選ぶのはおすすめしていません。

サーバのスペックと価格について

詳細は各社のスペックを比較してもらうとして、基本的にはタイのレンタルサーバの方が少し高く、タイの方が少しスペックが悪く、タイの方がサービスが結構悪いというイメージで考えてもらうと間違いありません。しかし、日本の方がスペックが高いとしても距離には勝てませんので、タイからアクセスした際はタイのサーバの方が圧倒的に速いです。

絶対に落ちないサーバはどこか

よくお問い合わせを受ける内容の一つですが、回答は「ありません」となります。厳密には日本でも必ず100%落ちないサーバなどはありません。では、「日本並みに落ちないサーバはどこか」という質問に対しても回答が難しいです。タイのサーバは結構当たり前のように落ちます。ただし、何日も障害が発生してウェブサイトが表示できない、というようなものではなく、「毎日3分ほど刻みで何度か落ちる」ケースや、「数週間に一回、数時間単位で落ちる」ケースをよく目にします。

余談になりますが、障害発生時にサーバ業者に連絡すると、こちらからの連絡直後にサーバが回復し、原因の説明も一切無いことがよくあります。

WordPressに適したサーバはどこか

特にWordpressに適したサーバがどこかというおすすめはありませんが、日本ではどこのレンタルサーバにも当たり前のようにある機能として「Wordpress簡単インストール」があります。これは、サーバを契約してボタンを一つ押せばデータベースの作成や細かい設定が無しに簡単インWordpressがインストールできるという機能です。

記事執筆時において、タイではこの簡単インストール機能はGMOの「Z.com」に「Wordpress Sever」おいてのみ確認できます。他社ではいまだに有償オプションとして「Wordpressインストール代行サービス」が販売されているような状況です。

タイのおすすめレンタルサーバ業者5選

Z.com Hosting

運営会社 NETDESGIN GROUP CO., LTD.(GMO子会社)
URL https://hosting.z.com/th/share-hosting/
参考価格 【Plan M】3,500B/年、容量100B(SSD)、10ドメインまで使用可能。
補足 2016年に日本のGMOが買収し子会社化。その後、ドメイン事業と共にZ.comというブランドに統一され、コントロールパネルも一新。ひとつのコントロールパネルからドメインや他のサービスなどを一括管理できて便利だが、コントロールパネルの操作性自体は少し癖がある。サーバを契約すると無償でSSLが取得可能。

Hostneverdie(ホストネバーダイ)

運営会社 NDIT SOLUTION CO., LTD.
URL https://www.hostneverdie.com/
参考価格 【Extreme】1,799B/年、容量30B(SSD)、5ドメインまで使用可能。
補足 ユーザビリティの悪い、一昔前のデザインのウェブサイトだが、サーバのスペックは同価格帯のものの中では他社より速く、安定している。ライブチャットでの対応はないものの、メールの返信は速く技術も高く信頼できる企業。

Jaidee Hosting(ジャイディーホスティング)

運営会社 CHAIYO HOSTING CO., LTD.
URL https://www.jaideehosting.com/
参考価格 【Jaidee Linux 2】1,500B/年、容量50B、2ドメインまで使用可能。
補足 ドメイン取得から、サイト制作、WEBマーケティングまでを行うChaiyo Hostingグループのレンタルサーバ用ブランド。個人的にはいいイメージは無いものの、有名なため選択肢として紹介。

Porar(ポラー)


https://www.porar.com/hosting-linux.html

運営会社 PORAR WEB APPLICATION CO., LTD. URL https://www.porar.com/ 参考価格 【Linux-3】1,200B/年、容量40B(SSD) 補足 Wordpres用サーバプランがあり、nginxを採用している。使用可能な開発言語や、サーバのスペックなど詳細が表示されているが、大事な部分は記載がなかったりする。あくまで経験上の話であるが、障害発生時の対応は期待できない。

CS LOXINFO (シーエス・ロックスインフォ)

運営会社 CS LOXINFO PCL. URL https://www.csloxinfo.com/web-hosting/ 参考価格 【Web Hosting Plus 500】3,000B/年、容量500MB 補足 タイで上場している企業で、企業規模が大きいためか価格が高い。自社でデータセンターを持っており、他の企業にも提供している。当然サーバは安定しているし、障害発生時は直接の情報を手に入れることができ安心。もし、容量を必要としないウェブサイトの構築であれば候補のひとつとして使える。

タイのサーバに関するまとめ

記事タイトルに「おすすめ」と書きましたが、正直な話「有名な」と書き換えたほうがいいかもしれません。リスト内のどこが特に優れているということはありませんし、障害発生時の対応も担当者のスキルによる部分がかなり大きいです。契約前によく問い合わせをして、担当者や企業との相性が合うかどうかをよく確かめることをおすすめします。

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H1 コンテンツ制作チーム

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